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インスト

ツォルキン:マヤ神聖歴

簡易ルール

2012年基本ゲーム/日本語版2014年。部族と予言などの拡張を含まない

2–4人90分難易度 3.9 / 5

歯車に置いた労働者を時間とともに進め、取り上げた場所の仕事を行う戦略ゲーム。食料を確保しつつ、技術、建設、神殿への信仰を育てる。置くか戻すか、いつ戻すかが収入と得点を左右する。

01

目的と時間の仕組み

私たちはマヤの部族を率い、食料と資源を集め、技術や神殿を発展させて勝利点を競います。丸い労働者コマを小さな歯車へ置くと、各ラウンドの終わりに中央の暦の歯車が回り、労働者も次の仕事へ運ばれます。仕事をするのは置いたときでなく、自分の手番で取り上げたときです。待つと強い仕事へ届きますが、待ち過ぎて歯車の外へ出ると仕事をせず戻されます。

中央の歯車が1周して4回目の食料供給日を終えると終了です。神殿や建物などで得た点に、残った物資と記念碑の点を加え、最大の人が勝ちます。コーンは支払いにも労働者の食料にも使います。木材・石材・金をまとめて「資源」と呼びます。青い水晶髑髏は特別な奉納品で、資源に含めません。今回は基本ゲームの2~4人だけです。

02

盤と共通の準備

盤を組み、歯車が正しい大きさ・位置にはまり、労働者を運べることを確認します。中央がツォルキン、周囲がパレンケ、ヤシュチラン、ティカル、ウシュマル、チチェン・イツァです。初回の組立てでは歯車用と食料供給日用のシールを対応する形の場所へ貼ります。中央の矢印を青緑の時代終了の歯の1つへ合わせ、小歯車の0などの数字が仕事の入口と合う状態にします。開始位置の食料日は処理せず、1周して戻る最後の食料日を表します。

コーンと木材・石材・金を種類別に分け、水晶髑髏13個と合わせて銀行にします。髑髏だけは13個の上限があり、ほかの物資は足りなければ代用品を使えます。パレンケの畑は、アクション2の4枠にコーン収穫タイルを1枚ずつ、アクション3・4・5の各4枠にはコーン、その上に木材の収穫タイルを1枚ずつ重ねます。3人では各組3枠、2人では各組2枠だけを使い、余りを戻します。

建物を裏面で時代ⅠとⅡに分けて混ぜ、記念碑も別に混ぜます。時代Ⅰの建物6枚を建物の列へ公開し、Ⅱは山で待機させます。記念碑は4人で6枚、3人で5枚、2人で4枚を公開し、余りは箱へ戻します。記念碑は途中補充しません。建物は取られた人の手番の最後に、その時代の山から6枠まで補充します。山が空なら空いたままです。

03

個人の準備と少人数の中立コマ

各自、個人ボードを明るい面で受け取り、労働者3人を手元へ置きます。残り3人はまだ雇っていない人として銀行へ置きます。各色7個の目印は、3つの神殿の白い開始段へ1個ずつ、4つの技術の一番左の開始マスへ1個ずつ置き、得点コマを0点へ置きます。スタートプレイヤーは、最近何かを犠牲にした人を目安に決め、決まらなければ相談で1人を選びます。

初期財産タイルを混ぜ、各自4枚ずつ秘密に配り、2枚を残します。2人・3人では、選ぶ前に余った初期財産を使って中立の労働者を配置します。3人で未使用色6人、2人で12人を使います。余りタイルを1枚ずつめくり、下部に指定された歯車と数字の位置へ中立コマを置きます。その歯車で最初の中立コマなら、反対側にも1人置きます。ただしチチェン・イツァには反対側を追加しません。全員配置するまで続け、位置が重なるなど置けなければ次をめくります。中立コマは歯車とともに回りますが、ゲーム中ずっと残り、仕事を実行せず、端からも落ちません。

全員が初期財産2枚を選んだら公開して、上側に描かれたコーン・資源・髑髏・勝利点・追加労働者・無料の技術や神殿上昇を受け取ります。下側の歯車指定は中立配置用で、自分の初期配置ではありません。タイルは手元に残し、食料を軽減する効果は以後も有効です。

04

手番は置くか取り上げるか

スタートプレイヤーから時計回りに1手番ずつ行います。自分の手番では、手元の労働者を1人以上置くか、以前置いた自分の労働者を1人以上取り上げるか、どちらか一方です。同じ手番で混ぜたり、何もせず終わったりはできません。取り上げる順番と人数は自由で、一部を歯車に残せます。

置くときは、選んだ歯車の数字が最も小さい空き位置から必ず埋めます。好きな高い位置へ飛び込むことはできません。同じ歯車へ複数人置くこともできます。支払いは、置いた位置の数字の合計に、その手番で置いた人数の料金を足します。人数料金は1人0、2人1、3人3、4人6、5人10、6人15コーンです。例えば0・0・2へ3人なら、位置2と人数3を合わせて5コーンです。置くたびに仕事をするのではありません。

取り上げた人は手元へ戻り、その位置の仕事を1回行います。または同じ歯車の小さい番号の仕事へ1段戻るごとに1コーン払って変更できます。支払いは仕事をする前です。仕事を何もしないで戻すこともできます。0には仕事がありません。通常の4歯車の6・7、チチェン・イツァの10は、その歯車の任意の仕事を追加の戻り料金なしで選べる場所です。選んだ仕事自身の建設費などは別に払います。

05

食料不足の救済と具体的な初手

自分の手番の最初にコーンが2以下なら、持っているコーンを全部銀行へ返して3コーンをもらう物乞いができます。その代わり、どれか1つの神殿を1段下がります。どの神殿も最下段なら通常はできません。歯車に自分の人が1人もなく、置く料金も払えず、物乞いもできない場合だけは、全コーンを払って最も安い合法な場所へちょうど1人置けます。

例えば4人戦の最初、6コーンを持っているとします。パレンケ0とヤシュチラン0に1人ずつ置けば、位置料金0に2人の料金1を足して1コーンを払い、5コーンと手元1人が残ります。全員の手番後に暦が1日進むと、その2人は各歯車の1へ移ります。次の自分の手番で2人を取り上げれば、パレンケ1で3コーン、ヤシュチラン1で木材1個を得て、手元に3人、コーン8、木材1個となります。途中で暦を2日進めた場合や、中立コマが入口を埋める少人数戦なら、この例と位置・料金が変わります。

06

パレンケとヤシュチラン

パレンケは食料や木材の収穫です。1は漁で3コーンを得ます。収穫タイルを使わず、何度でも枯れません。2はコーン収穫1枚で4コーン。3はコーン1枚で5コーンか木材収穫1枚で木材2。4はコーン1枚で7か木材1枚で木材3。5はコーン1枚で9か木材1枚で木材4です。その番号に対応する畑の、一番上に見えているタイルを1枚選んで取ります。収穫タイルは自分の前に残します。

木材の下にコーンが隠れている場合は、まず木材を収穫する必要があります。ただし焼き畑として、上の木材を箱へ捨て、下のコーンを収穫することもできます。この場合は神殿1つを1段下げ、木材タイルを獲得したことにはしません。全神殿が最下段なら焼けません。該当する収穫タイルが尽きた仕事は、後で説明する農業技術の例外がなければできません。

ヤシュチランは銀行から物資を得ます。1は木材1、2は石材1とコーン1、3は金1とコーン2、4は髑髏1、5は金1・石材1・コーン2です。髑髏が銀行に残っていなければ4では得られません。

07

ティカルとウシュマル

ティカルは研究と建設です。1は技術を1段、3は1~2段進め、同じ技術を2段でも違う2技術を1段ずつでも構いません。進むたびに費用を払います。2は建物1枚を建設します。4は建物を1~2枚、または記念碑を1枚建設します。建物2枚なら先の建物の報酬を処理してから次を建てられ、途中補充はしません。5は任意の資源1個を払い、異なる神殿2つを各1段上げます。多く払って追加上昇することはできません。

ウシュマルの1は3コーンを払って神殿1つを1段上げます。2は市場で、木材1個と2コーン、石材1個と3コーン、金1個と4コーンの比率で、好きな回数、売買します。資源を売ることもコーンで買うこともでき、髑髏は取引できません。3は銀行の自分の未雇用労働者1人を手元へ取り、以後使える人数を増やします。最大6人です。

4は建物1枚を、必要資源1個を2コーンと数えて、すべてコーンで建設します。一部だけ資源で払うことや記念碑の建設はできません。5は1コーンを払い、チチェン・イツァ以外の4歯車の仕事をどれか1つ行います。さらに選んだ仕事の費用も払います。例えば市場を選んだ場合も、この1コーンを先に払います。

08

神殿とチチェン・イツァ

3本の階段が神殿です。茶、黄、緑の神に対応し、上るほど食料供給日に報酬を得られます。最上段以外は同じ段に何人いてもよく、最上段だけは1人限定です。既に誰かが最上段なら、他の人はそこへ上がれません。上がれない分の効果は失います。最上段へ到達すると、自分の個人ボードを明るい面へ戻せます。これは暦を速める権利を回復する効果です。

チチェン・イツァの仕事には、髑髏を置く楕円と、即時勝利点、茶・黄・緑いずれかの神の絵、場合によって任意資源の立方体が描かれています。実行するには髑髏1個をその楕円へ永久に奉納します。既に髑髏がある仕事は誰も再使用できません。示された点を直ちに得て、示された神殿を1段上げ、立方体のある仕事なら好きな資源1個も得ます。

例えば6の仕事は8点、緑の神殿1段、任意資源1個です。7にいる人から6を選ぶなら、最初に1コーンを払った上で髑髏1個を奉納します。6の楕円が既に埋まっていれば選べません。髑髏を持たずに人を取り上げる場合は、仕事をせず戻せます。

09

技術の費用と4種類の効き方

技術は4本あり、左から第1・第2・第3段階へ進みます。最初の上昇は任意資源1個、次は2個、次は3個です。種類は自由で混ぜて払えます。上位になっても下位の効果は残ります。第3段階からさらに研究する場合は、資源1個でその技術の一時ボーナスを得ます。目印は第3段階に残り、何度でも利用できます。無料の技術上昇ならこれらの資源費用を払いません。

農業の第1段階はパレンケ2~5のコーン収穫に1コーンを追加します。第2段階は、その畑に見えるコーンタイルがない場合でも、コーンの仕事をタイルなしで実行できます。木材の下に隠れている場合も含みます。見えるコーンがある場合は通常通り1枚取ります。第3段階はコーン収穫にさらに2コーンを加え、漁にも1コーンを加えます。つまり第3段階の収穫は合計3コーン増えます。以後の研究ボーナスは好きな神殿1段です。

資源採掘の第1段階はパレンケかヤシュチランで木材を得る仕事に木材1、第2段階はヤシュチランで石材を得る仕事に石材1、第3段階はそこで金を得る仕事に金1を加えます。その種類を元々得ない仕事では増えず、建物や市場での入手にも付きません。以後の研究ボーナスは任意資源2個です。

建築の第1段階は建物を建てるとコーン1、第2段階はさらに勝利点2を得ます。第3段階はティカルでの建物の資源費用を任意の1個減らし、ウシュマル4なら2コーン減らします。ティカル4で建物2枚なら、これらの建築効果は片方にだけ適用します。記念碑には適用しません。以後の研究ボーナスは3点です。

神学の第1段階はチチェン・イツァで取り上げるとき、現在より1つ先の仕事を無料で選べます。第2段階はその歯車で仕事をした後、任意資源1個を払って好きな神殿をさらに1段上げられます。第3段階はヤシュチラン4の髑髏を1個増やします。それ以外で得る髑髏は増えません。以後の研究ボーナスは髑髏1個です。

10

建物の絵と食料軽減

建物や記念碑を建てるには建設の仕事を選び、左上の木材・石材・金を示された数だけ銀行へ払って、そのタイルを手元へ取ります。数字や物資の絵は、その数のコーン・資源・髑髏・勝利点を得る印です。労働者の絵なら銀行の自分の人を1人増やします。技術の矢印なら示された技術を無料で1段進め、選択の絵なら好きな技術を選びます。矢印2つは1本を2段か2本を1段ずつです。神の絵は対応神殿、3神と選択の絵なら好きな神殿を1段上げます。

茶枠の墳墓、緑枠の公共建築、青枠の聖所は、描かれた即時報酬をすべて受け取ります。建設の絵はティカル2の建物建設をもう1回、交換の絵は市場での売買、コーン1と仕事の絵は1コーンを払って4歯車の任意の仕事を行える効果です。これで得た建設でも、その費用を払います。

農場は食料供給日に継続して働きます。1人または3人と食料不要の絵なら、その人数の食料が0になります。全員の絵なら、各労働者の必要食料を1ずつ減らします。全員軽減が2つあれば全員0です。これらを組み合わせても0未満にはなりません。農場を持たない人の通常の食料は1人2コーンです。

11

記念碑13枚の採点の読み方

記念碑は建てた瞬間でなくゲーム終了時に採点します。何枚でも持てます。基本の13枚には、茶・緑・青のそれぞれの枠の建物と記念碑1枚につき4点という3種類があります。枠が合えば採点する記念碑自身も数えます。別の1枚は、自分の建物1枚につき2点と記念碑1枚につき2点です。

全員が建てた記念碑の合計を数えるものは、2人なら1枚6点、3人なら5点、4人なら4点です。自分自身の記念碑も含みます。コーン収穫または木材収穫の絵の2枚は、それぞれ自分が獲得した該当タイル1枚につき4点です。焼いて捨てた木材は数えません。

労働者の表は、自分が雇った人数が3人なら0点、4人なら6点、5人なら12点、6人なら18点です。技術の1段ごと3点という記念碑は、4本で進めた段階の合計に3を掛けます。第3段階に達した技術の本数を数える記念碑は、1本9、2本20、3本33、4本33点です。繰り返し研究ボーナスの回数は段階に加えません。

神殿の1つを選ぶ記念碑は、その神殿で開始段から上がった段数の3倍です。3神殿の段の点を得る記念碑は、終了時の神殿の現在段に書かれた点をもう1回得ますが、首位ボーナスは繰り返しません。残る髑髏の記念碑は、誰が置いたかに関係なくチチェン・イツァに奉納済みの髑髏1個につき3点です。公開されたタイルの採点条件を見て、どの物を残すか考えましょう。

12

スタート枠と暦の回転

パレンケとチチェン・イツァの間のスタート枠も、空いていれば置く手番で1人置けます。位置料金は0ですが、置いた総人数の料金には数えます。そこへ置いた人は、自分の手番を終えた直後、中央の歯にたまっているコーンを全部受け取ります。今回の配置費用には間に合いませんが、そのラウンドの食料には使えます。

全員が手番を終え、食料日ならその処理も済ませた後で暦を進めます。スタート枠が空なら、中央の現在の歯にコーン1を置き、暦を1日進めます。誰かが置いていれば、その労働者は自動で手元へ戻ります。その人は次のスタートプレイヤーになります。ただし既にスタートプレイヤー本人なら、印を左隣へ渡します。スタートの交代はこの枠でだけ起こります。

通常は1日回しますが、スタート枠を取った人の個人ボードが明るい面なら、暗い面へ裏返して2日進めることもできます。ただし普通なら残れる誰かの労働者を、2日回すせいで落としてはいけません。具体的には普通の4歯車の6、またはチチェン・イツァの9に労働者がいれば2日回せません。7や10の人は1日でも落ちるので、この制限の理由にはなりません。食料日を飛び越えても、次のラウンドは必ずその食料日として処理します。

13

4回の食料日と神殿の報酬

食料供給日の印へ到達した次のラウンドも、まず全員が普通に1手番行います。その後、暦を進める前に食料を払います。対象は手元と歯車上の自分の全労働者で、まだ銀行にいる未雇用の人は含めません。農場の軽減を適用した後、払える限りの人数を養います。通常は1人2コーンで、半分だけ払うことはできません。養えない人1人につき3点失い、得点は負になって構いません。

例えば農場なしで3人、コーン5なら、4コーンで2人を養い、1コーンを残して3点失います。飢えた人を失うのではありません。2回目の食料日には、この支払い後、場の時代Ⅰの建物を全部取り除き、時代Ⅱの建物6枚へ交換します。既に建てた建物と記念碑はそのままです。

次に神殿の報酬です。1回目と3回目、茶橙の食料日は、各神殿の現在段とそれより下に描かれた資源・髑髏を全部受け取ります。この報酬での髑髏が全対象者分足りなければ、誰もその髑髏を受け取りません。2回目と4回目、青緑の食料日は、各神殿の現在段に書かれた勝利点だけを得ます。下の段の点を足さず、最下段なら減点もあります。

さらに各神殿の最も高い人へ、その上に印刷された時代別ボーナスを加えます。左下の数字が時代Ⅰ終了時、右上が時代Ⅱ終了時です。首位同点なら、その全員が表示ボーナスの半分を得ます。食料はこの報酬より先なので、これからもらう資源を売って今回の食料に充てることはできません。

14

終了と後半の手番例

後半の例として、チチェン・イツァ7に自分の人がいて、髑髏1とコーン1を持ち、6の奉納欄が空いているとします。取り上げる手番で1コーンを先払いして6を選び、髑髏を置いて8点、緑の神殿1段、好きな資源1個を得ます。神学第2段階まで持っていれば、今得た資源をすぐ払って、さらに任意の神殿を1段上げられます。残した労働者はラウンド末に動くので、先の計画も変わります。

4回目の食料日を終え、最後の暦の移動で端の人が落ちる処理まで行って終了です。残る木材は各2、石材は各3、金は各4コーンに換算し、所持コーンと合わせて1コーンにつき4分の1点を加えます。端数も計算し、4未満を切り捨てません。残る髑髏は各3点、記念碑はそれぞれの条件で加点します。

例えば持ち点50、コーン5、木材1、石材1、金1なら換算後14コーンなので3.5点、髑髏2なら6点です。さらに自分の記念碑で9点得るなら68.5点となります。同点なら、最後の回転後に歯車上へ残っている自分の労働者が多い人が勝ち、それも同じなら同率勝利です。

置くときは仕事をせず、取り上げるときにだけ働きます。人数料金と位置料金を両方払い、建設や神殿の別費用も忘れないでください。食料は全員が手番を終えてから、神殿報酬より先。これが分かれば、今の収穫と、待って得る大きな仕事を比べながら計画できます。