インスト
パンデミック:新たなる試練
簡易ルール基本セット・7役職版・拡張なし(公式英語基本ルール参照)
感染を抑えつつ都市カードを集め、4色すべての治療薬を発見する協力ゲーム。病原体を全部消すのではなく、限られた手番で役職を連携させるのが目標です。
4色の薬を発見すれば全員勝利
私たちは世界中の感染症に立ち向かうチームです。青、黄、黒、赤の4色すべての治療薬を発見した瞬間、全員で勝ちます。病原体のコマが残っていても大丈夫です。誰が薬を発見したかで個人の勝敗は分かれません。
負け方は3つです。アウトブレイクという感染のあふれ出しが合計8回起きる、必要な色の病原体コマを置こうとしてその色の予備が足りない、または手番終わりにプレイヤーカードを2枚引けない。このどれかが起きた瞬間に全員で負けます。コマを使い切っただけではなく、置く必要があるのに足りない時が敗北です。薬を集めるだけでも、感染を掃除するだけでも間に合わないので、仕事を分担しましょう。
盤面と初期感染を作る
世界地図を広げ、4色の病原体コマを色別に分けて脇に置きます。各色24個です。研究所は6個だけを使い、そのうち1個をアトランタに置きます。アウトブレイクの目印は0、感染率の目印は一番左の2に置きます。治療薬の目印4個は未発見として盤外に置いておきます。
感染カードの山を混ぜ、上から3枚を1枚ずつ公開して、その都市にカードと同色のコマを3個ずつ置きます。次の3枚には2個ずつ、さらに次の3枚には1個ずつです。9都市、計18個になります。使った9枚は表向きの感染捨て札にします。残りは裏向きの感染山札です。都市の色と同じコマを置くのはこの感染処理の話で、違う色が流入することも後であります。
役職、手札、エピデミックの山
7枚の役職カードを混ぜ、各自に1枚ずつ表向きで配ります。同じ色の人コマを全員アトランタに置き、余った役職と人コマは使いません。最初に置く感染には役職の防止能力を適用しません。
プレイヤーカードからエピデミック6枚を一度抜き、都市カードとイベントカードを一緒に混ぜます。手に持つカード、つまり手札を、2人なら各4枚、3人なら各3枚、4人なら各2枚配ります。今回は初級の4エピデミックで遊び、手札を公開して相談します。残りのプレイヤーカードをほぼ同じ枚数の4組に分け、各組へエピデミック1枚ずつを入れて別々に混ぜ、裏向きで重ねて1つの山にします。少ない組があれば下です。全体をもう一度混ぜてはいけません。標準なら5組に各1枚、上級なら6組に各1枚です。初期手札の都市のうち、人口表示が最も多い都市を持つ人から始め、時計回りです。
手番は行動、補充、感染の順
自分の番は、まず最大4回行動し、次にプレイヤーカード2枚を引き、最後に感染率の数だけ感染カードをめくります。その後に左隣の番です。行動は同じものを繰り返しても、4回を使い切らずに終えても構いません。余った回数は持ち越せません。全員で意見を出せますが、実行する内容を決めるのはその番の人です。
通常の移動は4種類で、どれも1行動です。白い線で直接つながる都市へ行くのが車・船での移動。地図の端から反対側へ続く線も使えます。目的地の都市カード1枚を捨ててそこへ行くのが直行便。今いる都市のカード1枚を捨てて好きな都市へ行くのがチャーター便。研究所のある都市から、別の研究所がある都市へカードなしで行くのがシャトル便です。カードを払う時は表向きのプレイヤー捨て札へ置きます。線に沿う移動以外は、途中の都市をたどりません。
除去、研究所、カードの受け渡し、薬
病原体の除去は1行動で、今いる都市の好きな1色のコマを1個、予備へ戻します。その色の薬がすでに発見されていれば、1行動でその都市のその色を全部戻せます。複数の色がある都市は、色ごとに別の行動です。薬がある色のコマが世界から全部なくなったら、その色は根絶です。薬の目印を根絶面にし、以後その色の感染カードではコマを置きません。薬の発見だけでは感染は止まりませんし、未発見の色のコマがたまたま0個になっても根絶ではありません。
研究所を建てるには、今いる都市のカード1枚を捨てて1行動を使います。その都市に研究所1個を置きます。6個とも盤面にある時は、盤面の研究所1個を移して使います。
知識の共有も1行動です。自分と相手が同じ都市にいて、その都市と同名の都市カード1枚を、自分から渡すか相手から受け取ります。どちら向きでも相手の同意が必要で、1枚ごとに1行動です。離れた人へ送ったり、別の都市のカードやイベントを渡したりはできません。
治療薬の発見は、研究所のある都市にいる時、同じ色の都市カード5枚をまとめて捨てて1行動です。その色の薬を発見済みにします。研究所の都市の色と、薬の色は一致しなくて構いません。4色目なら残りの行動や補充・感染をせず、その場で勝ちます。
7つの役職が変えること
科学者は薬に必要な同色カードが5枚でなく4枚です。衛生兵は、未発見の薬の色でも、1回の除去で今いる都市のその色を全部取れます。発見済みの薬の色なら、その都市にいるだけで全部取り、入った瞬間にも行動なしで取り除きます。司令官やイベントで動かされた時も働き、その色の新しいコマの配置とアウトブレイクも自分の都市では防ぎます。
検疫官は、自分の都市と白線で隣接する全都市で、すべての色のコマ配置とアウトブレイクを防ぎます。すでにあるコマを自動で消す能力ではありません。研究員は共有で渡す都市カードを今いる都市と一致させなくて構いません。同じ都市にいる条件は残り、研究員から相手へ渡す場合だけです。相手の番に研究員から受け取る時にも使えます。
作戦エキスパートは、都市カードなしで1行動で研究所を建てられます。さらに自分の番に1回だけ、研究所の都市から任意の都市へ、任意の都市カード1枚を捨てて1行動で移れます。
司令官は相手の許可を得て、1行動で別の人コマを自分のコマのように通常移動できます。飛行で捨てる都市カードは司令官の手札から出します。チャーター便は動かすコマの出発地のカードです。また、1行動で任意の人コマを別の人コマがいる都市へ移せます。作戦エキスパート専用の移動は代行できず、他人に除去や薬の発見をさせる能力でもありません。
危機管理官は1行動で、プレイヤー捨て札のイベント1枚を自分の役職カード上に保管できます。保管は同時に1枚までで、手札上限に数えません。使ったら捨て札ではなくゲームから除きます。この7つ以外の役職や拡張は今回は使いません。
補充とイベント、手札上限
行動を終えたらプレイヤー山札の上から2枚を引きます。引く時点で2枚なければ敗北で、捨て札を混ぜ直してはいけません。手札は都市とイベントを合わせて最大7枚です。共有や補充などで8枚以上になったら、ただちに7枚になるまで選んで捨てるか、イベントを使います。
イベントは持ち主が使って捨て、行動回数を使いません。自分や他人の番でも使えますが、1枚のカードを引いてからその解決が終わるまでの途中には割り込めません。エピデミック1枚の3段階も通常は一続きですが、人口の回復にはカードに明記された例外があります。
空輸は同意を得た1つの人コマを任意の都市へ移します。政府の援助は任意の都市に、都市カードなしで研究所1個を置き、6個が使用中なら盤面から移します。静かな夜は次の感染フェーズ1回だけを省略します。エピデミックは省略しません。予測は感染山札の上6枚を見て好きな順に戻します。人口の回復は感染捨て札から1枚をゲーム外へ除きます。このカードだけは、エピデミックで山の底の都市の感染を終えた後、感染捨て札を混ぜて上へ戻す前にも使えます。混ぜ直される危険な都市を1枚除けます。ただしコマ配置やアウトブレイクを解決している最中を止めることはできません。
エピデミックは3段階
補充した2枚の中にエピデミックがあれば、通常の手札には入れず、順に解決して捨てます。代わりの補充はありません。まず感染率の目印を右へ1目盛り進めます。次に感染山札の一番下のカードを公開し、その都市にカードの色を3個置きます。根絶色なら置きません。その都市にその色がすでに1個以上あるなら、3個になるまでだけ加え、さらに1回アウトブレイクを起こします。
最後に、そのカードも含む感染捨て札だけを混ぜ、残っている感染山札の上へ載せます。感染山札全体を混ぜるのではありません。引いた2枚ともエピデミックなら1枚を完全に処理してから2枚目も完全に処理します。2枚目で混ぜる捨て札が少なくても同じ手順です。その後、上限7枚を確認し、通常の感染へ進みます。
通常感染と連鎖するアウトブレイク
感染率の表示の枚数だけ、感染山札を上から1枚ずつめくります。最初は2枚です。その都市にカードの色のコマを1個置き、カードを感染捨て札へ置きます。根絶した色、または役職で配置を防ぐ都市なら置きません。
ある都市へ同じ色の4個目を置く代わりに、そこではアウトブレイクします。その都市は3個のままにし、アウトブレイクの目印を1進め、白線で直接つながるすべての都市へ、そのあふれた色を1個ずつ置きます。受け取る都市の印刷色が違っていても同じ色です。そこがすでにその色3個なら、連鎖してさらにアウトブレイクします。ただし1枚の感染カードによる一続きの連鎖では、同じ都市は2回アウトブレイクしません。一度あふれた都市へ戻る分は置かず、目印も重ねて進めません。連鎖が終わってから次の感染カードへ進みます。途中で8回目になったり、必要な色が足りなければ即敗北です。
最初の手番を試す
特別な除去能力のない人の最初の番で、初期感染によってシカゴに青3個があるとしましょう。アトランタから白線でつながるシカゴへ1行動で移り、残る3行動で青を1個ずつ、計3個取り除きます。カードは払わず、青3個が予備へ戻りました。続けてプレイヤーカード2枚を引き、エピデミックがなければ手札上限を確認し、感染カード2枚を順に処理します。
次の人は同じく最大4行動から始めます。たとえばアトランタにいる人がアトランタのカードを使って、同じ都市の相手へ1行動で渡すことはできますが、シカゴの人に遠隔で渡せません。また、青の薬を発見しても青コマは自動で全部消えません。薬が4色そろえばそこで勝ち、そうでなければ感染対策とカード集めを続けます。