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インスト

ディセプション 香港殺人事件

簡易ルール

日本語基本セット・英語公式基本ルール(事件タイルなし)

4–12人15–30分難易度 2.5 / 5

捜査官の中に潜む犯人が、凶器と証拠品を秘密に選びます。真相を知る法医学者は発言できず、状況タイルだけで捜査を導きます。

01

犯人の凶器と証拠品を、両方突き止める

みなさんは殺人事件を調べますが、捜査に加わる人の中に犯人がいます。犯人は自分のカードから凶器1枚と重要な証拠品1枚を秘密に選びます。この2枚を同時に当てられれば、捜査側の勝ちです。犯人が誰かを言うだけでは解決になりません。

法医学者という役の人は真相を知り、場のタイルの選択肢へマーカーを置くことでヒントを出します。捜査中は答えを言葉や身振りで伝えません。ほかの人はそのヒントを読み、話し合い、1人1回だけ正式に解決を試みます。捜査は最大3ラウンドです。それまでに2枚がそろって当たらなければ犯人側が勝ちます。ここでは事件タイルを使わない基本ルールで遊びます。

02

公開カードと、秘密の役職を配る

事件タイル6枚を箱へ戻します。全員に赤い証拠品カード4枚と青い凶器カード4枚を配り、全員から読めるよう各自の前に表向きで並べます。絵は参考で、カードの言葉をもとに内容を想像します。場のカードを一通り見てから役職を配ります。

人数分の役職を用意します。4人か5人なら、法医学者1枚、犯人1枚、残りが捜査官です。6人以上でもこの構成で遊べますが、捜査官のうち1枚を共犯者へ替える選択ができます。共犯者を入れた場合は、さらに捜査官1枚を目撃者へ替えられます。共犯者は犯人と真相を知って犯人を助ける役、目撃者は犯人側の2人を知りますが、どちらが犯人かと、選ばれた2枚は知りません。初回はこの2役を入れない基本構成でもかまいません。

役職を混ぜて裏向きで1枚ずつ配り、自分だけで見ます。法医学者だけは公開し、自分に配られた8枚のカードを戻します。初回は進行に慣れた人を法医学者に決めてから、残りを配ってもかまいません。法医学者以外は役職を秘密にし、1人1枚ずつバッジを受け取って前へ置きます。バッジは正式な解決をまだ試していない印です。

03

最初の犯行と、目撃者の情報

法医学者は全員の進行を案内します。まず自分以外全員に目を閉じてもらいます。次に犯人と、入れている場合は共犯者だけが目を開けます。犯人は自分の前の赤4枚から1枚、青4枚から1枚を選び、黙って指します。法医学者はその2枚を覚え、確認できたらうなずきます。共犯者もこの2枚を確認します。これがゲーム中ずっと変わらない正解です。犯人と共犯者は目を閉じます。

目撃者を入れている場合だけ、目撃者が目を開け、法医学者が犯人と共犯者の2人を指して知らせます。どちらがどの役かや正解のカードは教えません。目撃者が閉じたら、全員が目を開けます。この後、犯人も捜査官のふりをして議論し、共犯者も真相から遠ざける発言ができます。目撃者は正体が見破られると終盤に逆転されるので、知った情報をどう出すか考えます。

04

第1ラウンドは、6個のヒントと発表

法医学者は死因と事件現場のタイルを、ほかの状況タイルから分けます。死因タイルを1枚、事件現場から自分で選んだ1枚、それ以外を混ぜた山から無作為に4枚取り、計6枚を自分の前へ表向きで置きます。残りの通常の状況タイルは山札です。各タイルには6つの選択肢があります。

法医学者は6個のマーカーを、1個ずつ、各タイルの選択肢ひとつへ置きます。各タイルに1個だけです。置く順番や速さは自由で、いったん置いたマーカーは動かしません。最初の1個が置かれたら、法医学者以外は自由に議論を始められます。法医学者は議論を聞き、その後のタイルで伝える情報を考えてよいですが、答えを言ったり、視線やうなずきで推理の正誤を知らせたりはできません。

6個を置き終えたら少し議論し、法医学者の左隣から時計回りに、1人ずつ自分の推理を発表します。目安は各自30秒で、全員に発言の機会を作ります。他人の発表中は、正式な解決を試す場合以外、割り込んではいけません。法医学者は発表しません。

05

カード2枚を、1人1回だけ指定する

法医学者以外は、犯人と共犯者も含め、ゲーム中いつでも1回だけ正式な解決を試せます。「解決を試します」と宣言して、ほかの1人の前にある赤1枚と青1枚を指します。同じ人の2枚を組として選びます。法医学者は両方が正解なら成功を告げ、片方でも違えば「違います」とだけ答えます。どちらが違ったかは教えません。

失敗した人はバッジを法医学者へ渡します。その後も議論と発表には参加できますが、もう正式な回答はできません。単なる議論で候補を話すことと、バッジを使う回答は区別します。

例えば4人なら法医学者以外の3人に各1枚のバッジがあります。最初のヒントを見た捜査官Aが、ある人の赤の左から2枚目と青の左から3枚目を組として指定するのは合法です。赤だけ正しく青が違えば失敗で、Aのバッジはなくなります。次の人Bはまだ自分の1回を使えます。Aはその後も「別の凶器では」と相談には加われますが、再回答はできません。

06

第2・第3ラウンドは、ヒントを1枚入れ替える

第1ラウンドの全員の発表が終わったら、法医学者は通常タイルの山札から1枚引きます。場の4枚の通常タイルのうち1枚を選んで捨て、新しいタイルに置き換え、そのマーカーを新しい6択のひとつへ置きます。死因と事件現場は入れ替えません。入れ替えなかったタイルのマーカーも動かしません。

新しいヒントで議論した後、また全員が順番に発表します。これが第2ラウンドです。さらに同じように通常タイルを1枚入れ替え、議論と全員の発表を行うのが第3ラウンドです。最後の人の第3回の発表が終わると即終了します。その後にまとめて回答する時間はありません。バッジが残る人は、終わる前に使うか決めます。全員の回答機会がなくなった場合も、解決不能なので犯人側の勝ちです。

07

解決の勝敗と、目撃者による逆転

正しい証拠品と凶器を同時に指定できたら、通常は即座に法医学者と捜査官が勝ちです。最後までそろって正解しなければ、犯人と、入れている場合は共犯者が勝ちです。個人の点数や同点の処理はありません。

目撃者を入れている場合だけ、解決後に逆転の機会があります。犯人は共犯者と相談して、目撃者だと思う1人を指定します。その人が目撃者なら犯人と共犯者が逃げ切って勝ち、違えば法医学者・捜査官・目撃者が勝ちです。目撃者は、正解が出たからと先に名乗らないようにします。

法医学者が許されるのはヒントのマーカーと、正式な回答への成功・失敗の返事です。「近い」「その人は違う」と議論へ口を挟みません。正解に必要なのは犯人の前のカード2枚で、カードの持ち主だけを告発しても成功にはならないことを覚えてください。