インスト
世界の七不思議
第二版・デュエルとは別
隣人と手札を回し合い、3世代で都市とワンダーを発展させる。同時進行で資源・商業・軍事・科学の得点を競う第二版。
同時にカードを選んで、都市を発展させる
みなさんは古代の都市を育てます。資源を用意し、それを使って点の高い建物や、自分のワンダーを建てましょう。ワンダーとは、都市ボードに描かれた壮大な建造物です。軍事で両隣より強くなる、科学の記号を集める、商業でお金を得るなど、点を取る道はいくつもあります。第1、第2、第3の3世代を終えた時、合計点が最も高い人の勝ちです。軍事で負けても脱落はしません。
特徴は、全員が同時に手札から1枚を選び、残りの手札を隣へ回すことです。これをドラフトと呼びます。左隣と右隣の人を隣人と呼び、取引や軍事ではその2人が相手になります。今回は第二版、3〜7人用の基本セットで、初回向けに全員がワンダーの昼面を使います。旧版、2人専用デュエル、拡張のカードは混ぜません。
人数に合う3つの山と、昼面の都市を準備
カードを裏の第1、第2、第3世代で分けます。各世代のカードにある3+、4+などは使用人数です。3人なら3+、5人なら3+から5+までというように、今回の人数以下のものだけ残し、それより多い人数のカードは箱へ戻します。第3世代の紫のギルドカードは別にし、混ぜて人数+2枚を無作為に選び、内容を見ずに第3世代の山へ加えます。3人なら5枚、7人なら9枚です。余りの紫は箱へ戻します。各世代の山を別々によく混ぜて伏せます。
各自にワンダーボードを無作為に1枚配り、太陽の昼面を表にします。ボード左上の資源が、その都市の初期生産です。各自に1コインを3枚配り、残りは共通の銀行に置きます。軍事の勝利・敗北トークンも中央へ種類別に置きます。不要な部品は箱へ戻します。カードの売却用に中央の捨て場を1つ空けます。
第1世代の山から各自に7枚を伏せて配り、自分だけが見ます。第2、第3世代も、その世代の始まりに対応する山から7枚ずつ配ります。前の世代の手札を持ち越すことはありません。
1枚を選び、3つの使い道から1つを決める
手札の中から1枚を選び、伏せて自分の前へ置き、残りは伏せて横へ置きます。全員が選んだら、同時に行動を解決します。カード1枚の使い道は、建物にする、ワンダーの1段階に使う、売る、のどれか1つです。初回は選んだ後に1人ずつ行動を声に出して確認しても、カード選び自体は全員が終えてから公開します。
建物にするなら、カード左上の費用を払い、表向きで自分の都市へ置きます。以後、その上部の効果を持ちます。同じ色のカードは効果が見えるように重ねてよいですが、同じ名前の建物を2枚持つことはできません。無料でも、既に同名があるなら建物にはできません。
ワンダーにするなら、ボード下部の次の未建設段階の費用だけを払い、選んだカードを伏せてその段階の下へ半分差し込みます。カード自体の名前、費用、効果は無関係です。これでその段階の効果を得ます。段階は必ず左から右へ、1段階ずつ建てます。第1段階を第2世代から始めてもよく、全部を完成させる義務もありません。1枚で複数段階は建てられません。
売るなら、選んだカードを中央の捨て場へ伏せて捨て、銀行から3コインを受け取ります。カードがどれほど高価でも売値は3です。払えないカードや同名カードが回ってきても、売却かワンダーの材料には使えるので、パスする必要はありません。
費用は生産能力で満たし、足りない分を隣から買う
カードの費用欄が空なら無料です。コインの数字ならその枚数を銀行へ返します。資源の絵なら、描かれた種類と個数を生産できるか確認します。茶色の建物は木、石、粘土、鉱石という4種類の原材料、灰色はガラス、織物、パピルスという3種類の加工品を生産します。黄色の建物やワンダー段階にも生産能力があります。
このゲームに資源の手持ちコマはありません。資源の絵1つは毎手番1個を使える能力で、建設に使っても建物や資源の絵は消えません。石2個の費用には、石の生産記号が2個必要です。選択式の生産、例えば木か石のどちらかという絵なら、その手番はどちらか1個を選び、両方は使えません。次の手番では別の選択をできます。
自分が生産できない分は、両隣の都市の初期資源、茶色カード、灰色カードから、資源1個につき2コインをその隣人へ払って買えます。左右から分けて買ってもかまいません。隣人の黄色カードやワンダー段階から生産される資源は買えません。隣人は売却を拒否できず、売った資源も自分で使えます。左隣と右隣が同じ生産記号を買ってもかまいません。ただし、自分が同じ生産記号から1手番に2個買うことはできません。隣の選択式生産からは、その隣人自身が選んだ種類と無関係に、自分が必要な1種類を選べます。
資源はこの手番に使い切る分しか買えず、次へ貯めません。費用を払う時は、この手番開始時に持っていたコインだけを使います。同時に隣人から受け取る予定のお金を先に使えず、今同時に隣人が建てる新しい建物の資源も買えません。隣人への取引費と、カードそのものの銀行への費用は区別して払います。
第2世代以降には無料建設の連鎖があります。カードの費用欄にある小さな連鎖記号と、自分が既に持つ建物の右上の記号が一致すれば、資源費を払わずその建物を建てられます。連鎖の元のカードは消費しません。一致する記号がなくても、通常費用を払えば建てられます。同名禁止は連鎖でも変わりません。
カードの効果を、生産・収入・最後の点に分ける
建てたカードやワンダー段階の資源記号は、以後毎手番使える生産能力です。複数の資源から選ぶ絵なら1種類、同じ資源が複数描かれていればその個数です。青い建物の月桂冠の数字は最後の勝利点、赤い建物の盾は軍事力、緑の建物の記号は最後の科学得点へ加えます。これらは建設時にコインへ換えるものではありません。
黄色の商業効果には、すぐ銀行からコインをもらうものと、今後の取引を安くするものがあります。単純なコインの数字ならその枚数を1回だけ受け取ります。矢印と資源、1コインの絵なら、矢印の側の隣人から、その種類を以後1個1コインで買えます。木・石・粘土・鉱石の4種用と、ガラス・織物・パピルスの3種用を区別します。
色のカードの絵とコインなら、対象の色の建物枚数に、印刷されたコイン数を掛けて、銀行から1回受け取ります。自分の都市が描かれていれば自分だけ、左右の都市も描かれていれば自分と両隣を数えます。両隣が今同時に建てたその色も、この収入には含めます。自分の黄色を数えるカードなら、そのカード自身も数えます。ワンダー段階の絵に3コインなら、自分の完成段階1つにつき3コインです。
同じカードに月桂冠もあれば、その部分は最後の得点です。指定色1枚につき印刷の数字を得たり、完成ワンダー段階1つにつき1点を得たりします。黄色の枚数に対して、今1コインと最後1点の両方があるなら、そのカードを建てた時の枚数で収入を出し、最後は終了時の枚数で点を出します。茶・灰・紫の3色に1点の絵なら、自分のその3色の合計枚数を数え、今持つそのカードも紫なら含めます。
紫のギルドも、対象となる色やワンダー段階を最後に数えて点にします。左右の都市だけが描かれていれば、両隣の合計で自分を含めません。自分と両隣のワンダー段階の絵なら3都市を数えます。科学の選択記号は、最後に3種類の科学記号のどれか1つとして扱います。
ワンダーの特別な記号も、同じ手順に組み込む
ワンダー段階にも、今まで説明した点、コイン、盾、資源、科学の選択があります。それ以外の特殊な記号も、ここで使い方を押さえます。捨て札からカードを取る絵なら、その段階を建てた手番の最後に、中央の捨て札全部から1枚を選び、費用を払わず自分の都市へ建てます。今の手番に売られたカードも選べますが、同名建物は禁止です。
世代の最後のカードを使う絵なら、通常捨てる7枚目を、他の全員が最後のカードを使った後に、もう1手番として使えます。この時も建設、ワンダー、売却の通常のルールです。最初の色を無料にする絵なら、その都市にまだ1枚もない色の最初の建物を無料で建てられます。世代の最初を無料にする絵なら、各世代の最初の手番で選んだ建物、最後を無料にする絵なら、各世代の最後の手番で選んだ建物を無料で建てられます。無料は建物の建設に関する効果で、ワンダーの資源費までなくすものではありません。
完成したワンダー全体と7点の絵なら、全段階が完成している場合だけ最後に7点を加えます。未完成ならその7点は得られませんが、既に建てた他の段階の効果や点が消えるわけではありません。いずれも、使う都市ボードの段階にその記号がある時だけ適用します。
手札を回し、世代の最後に軍事を比べる
全員の行動を終えたら、残りの手札を隣へ渡します。第1世代と第3世代は左へ、第2世代は右へです。もらった手札からまた1枚を選びます。手札が2枚になったら、いつもどおり1枚を使い、残る最後の1枚を中央へ伏せて捨てます。通常は1世代に6回行動します。最後の1枚を使えるワンダー効果がある人だけ、先ほどの追加処理を行います。
世代が終わったら、左右それぞれと盾の合計を比べます。自分が多ければ勝利トークンを取り、第1世代なら1点、第2なら3点、第3なら5点です。自分が少なければマイナス1の敗北トークンを取り、同じなら何も取りません。左右は別の比較なので、同じ世代で片方に勝ち、片方に負けることもあります。過去のトークンは残し、赤い建物や盾も残って次の世代の比較に使います。
例えば初手に費用欄が空の青い劇場を持っていたら、その1枚を選び、無料で表向きに建てられます。3コインは減らず、劇場の2点は最後に数えます。残り6枚を左へ渡し、次は右隣から来た6枚で1枚を選びます。もし既にある劇場が来ても2枚目は建てられず、売れば3コインを受け取れます。
科学の2乗とセットを、両方足して集計
第3世代の軍事比較を終えたら、得点用紙へ項目ごとに記録します。完成したワンダー段階の点、残るコイン3枚につき1点、軍事トークンの合計、青い建物の点、黄色の最後の点、緑の科学点、紫のギルド点を全部足します。余りの1〜2コインは得点になりません。
科学には歯車、石板、コンパスの3種類があります。まず種類ごとの個数を2乗し、次に3種類が1つずつそろうセット1組につき7点を、さらに加えます。同じ記号は、2乗の計算とセットの計算の両方で使います。例えば歯車3、石板2、コンパス1なら、9+4+1に、3種1組の7を足して21点です。選択式の科学記号があれば、最後に最も有利な種類へ1つとして割り当て、両方の計算をします。
最も合計が高い人が勝ちます。同点なら、得点に換算した端数だけでなく手元のコイン総数を比べ、多い人を上位にします。それも同じなら同率勝利です。ワンダー完成が勝利条件ではなく、科学も軍事も商業も含めた合計だと覚えてください。