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インスト

ポートロイヤル

簡易ルール

2014年120枚基本セット(ホビージャパン商品情報/Pegasus公式英語基本ルール。日本語現物の文言未照合)

2–5人20–50分難易度 2 / 5

港のカードをめくって利益を増やすか、同じ色の船で失敗する前に止めるかを選ぶカードゲーム。船から得たコインで人物を雇い、継続能力や探検を使って勝利点を伸ばします。他の人の手番にも、手数料を払って港の残りを利用できます。

01

船で稼ぎ、人を雇って勝利点を増やす

ポートロイヤルでは、港に現れる船を使ってお金を稼ぎ、そのお金で人物を雇います。人物は次から使える能力と、盾の形の印に書かれた勝利点を持っています。探検を達成しても勝利点が増えます。誰かの公開された勝利点が12点以上になったら、その周回の最後まで遊び、点が一番多い人が勝ちです。同点なら残したコインの多い人、それも同じなら共同勝利です。

自分の番に港のカードをどこまでめくるかが悩みどころです。カードを増やせば選択肢が広がりますが、同じ色の船が2枚そろうと失敗して、港のカードを失います。他の人の手番でも、残っているカードを手数料付きで取れる機会があります。自分の番でなくても見ていてください。今回は120枚の基本セットだけで、ビッグボックスの拡張や追加ルール、探検を必須にする終了条件の選択ルールは使いません。

02

カードとコインを用意する

カードは船、人物、探検、増税の4種類です。通常のカードの裏面には金貨があり、裏向きのカード1枚を1コインとして使います。お金を受け取るときは山札からその枚数を裏向きのまま取り、自分の前に金貨が見えるように置きます。表をのぞいてはいけません。支払ったコインは表向きの捨て札へ移します。手札を持つゲームではなく、人物・達成した探検は表向き、所持金は金貨面を上にして自分の前へ並べます。

最初に、裏に金貨がなく、探検の絵がある特別な1枚を探します。2~4人ならこれを箱へ戻します。5人なら最初からテーブル中央に表向きで置きます。残る119枚を混ぜて伏せた山札にし、横に表向きの捨て札の場所を空けます。1人3コインずつ、山札から表を見ずに配ります。中央には、新しくめくるカードを横に並べる港の場所と、それとは別に探検を置く場所を用意します。

最後に港へ行った人を先手にし、誰が先手か覚えておきます。以後、時計回りです。自分の番を迎えた人を手番プレイヤーと呼びます。その人がまず探索し、失敗しなければ全員が順番に交易・雇用を行います。

03

探索:1枚ずつめくり、続けるか止めるか

手番プレイヤーはまず山札から必ず1枚めくります。人物なら港へ表向きで置きます。人物の下部のコイン数が雇う値段、上部の帯が能力、盾の数字が勝利点です。同じ職業でも値段や盾の点が異なるカードがあります。

船には黄・青・緑・赤・黒の5色があり、上の帯のコイン数が交易で得る金額、下の剣の数字が追い払うための戦力です。通常は港に置きますが、自分の雇った人物が持つ剣の合計が、その船の剣の数以上なら、港へ置かず捨て札へ追い払うこともできます。剣は消費しないので、同じ探索中に何度使っても構いません。ただし追い払えるのは今めくった船だけで、以前から港にある船は対象にできません。どくろ印の船は、剣がいくつあっても追い払えません。

港の船が同じ色で2枚になってしまったら失敗です。港の船と人物を全部捨て、交易・雇用は全員行わず、次の人の探索へ進みます。後で説明する道化師の収入だけ処理します。追い払える新しい船を捨てれば、色重複を回避できます。

探検カードをめくったら、港とは別の中央の場所に表向きで残します。これは早い者勝ちの公開目標で、探索の失敗で捨てません。増税ならすぐ全員で処理し、そのカードを捨てます。

1枚の処理が終わり失敗していなければ、もう1枚めくるか、そこで止めるかを選びます。探検や増税を引いた直後も同じです。自分から止めれば、交易・雇用へ進みます。山札が尽きたら、捨て札を混ぜて新しい山札にして続けます。お金として使っているカードや各自の場のカードは混ぜません。

04

交易・雇用:自分から取り、他の人へ回す

まず手番プレイヤーが港からカードを取ります。港にある船が0~3色なら1枚まで、4色なら2枚まで、5色なら3枚までです。これは船だけでなく、取る船と人物を合わせた枚数の上限です。人物の枚数は、この上限を増やしません。

船を1枚選ぶ交易では、その船を捨て札へ置き、帯に書かれた数のコインを山札から受け取ります。船は自分の前に残りません。人物を1枚選ぶ雇用では、下部に書かれた値段のコインを捨て、その人物を自分の前に表向きで残します。お金が足りない人物は雇えません。取れる枚数が複数なら1枚ずつ処理し、先に船で稼いだお金で、次の人物を雇えます。新しい人物の能力も、次のカードからすぐ使えます。人物を手放してお金に戻すことはできません。取らない選択や、取れるものがなく終える場合もあります。

次に、手番プレイヤーの左隣から時計回りで、他の人もそれぞれ港に残った1枚までを選べます。船なら収入、人物なら値段を払って雇用と、同じ処理をします。ただしカードを取るたび、手番プレイヤーへ1コインの手数料を渡します。船を取るなら、その船から得る収入で手数料を払っても構いません。人物なら、雇用費に加えて手数料を用意する必要があります。欲しいものがなければ見送れます。港が空になれば後の人は取れません。

全員の機会が終わったら、港の余りを全部捨て、左隣の人が次の手番プレイヤーとして探索を始めます。中央の未達成の探検は残します。

05

人物の能力を印で読む

人物の能力は、自分の手番にも、他の人の交易・雇用で自分が取る番にも使えます。同じ能力を何枚も持てば重なります。ここでは英語版の職業名も添えて、印の意味で説明します。

船員のSailorと海賊のPirateは剣の印を持ち、船を追い払う戦力です。商人のTraderは特定の色とコイン+1の印。その色の船を交易するたび、その商人1枚につき追加1コインを得ます。淑女のMademoiselleはコイン−1の印で、人物1枚を雇う値段が1枚につき1安くなり、最低0です。手数料まで安くなるわけではありません。

提督のAdmiralはカード5枚以上とコイン+2の印です。交易・雇用で自分がカードを取る機会を迎えた時点に、港に船と人物が合わせて5枚以上あれば、提督1枚につき2コインをすぐ受け取ります。自分が先に取った後の枚数で数え直したり、カードを1枚取るごとに再受領したりしません。総督のGovernorはカード+1の印で、自分が取れるカードが1枚につき1枚増えます。他の人の手番なら、増えた分も1枚ごとに1コインの手数料が必要です。

道化師のJesterは港0枚とコイン+1の印。他の人が手番プレイヤーで、自分が取る機会に港がすでに空なら、道化師1枚につき1コインを受け取ります。また、探索が色重複で失敗したときは、手番プレイヤーも含む全員が、それぞれ持つ道化師1枚につき1コインを受け取ります。

残る人物は探検のためです。入植者のSettlerは家、船長のCaptainはいかり、司祭のPriestは十字架の印を持ちます。万能役のJack of all Tradesにはこの3記号があり、家・いかり・十字架のどれか1つ分の代わりになります。これらは同じカードを複数の必要人数に重複して数えることはできません。

06

探検の達成と増税

探検の下部には、家・いかり・十字架の必要数が示されています。自分が行動する番なら、探索中でも交易・雇用の機会でも、必要な人物を自分の前から捨てて、中央の探検を達成できます。万能役は必要な記号1つの代わりです。人物を捨てるので、その能力と盾の勝利点は失います。探検を自分の前へ移し、上に書かれたコインを受け取り、盾の点を自分の点に加えます。港から取れる枚数を消費する処理ではなく、条件を満たすなら自分の番に複数の探検も達成できます。例えば十字架2つの探検なら、司祭1枚と万能役1枚を捨てて達成でき、図の報酬が2コインなら2枚を受け取ります。

増税がめくられたら、まず全員、自分の所持金が12コイン以上か調べます。12以上の人だけ、半分を切り捨てた枚数を捨てます。12や13なら6を捨て、11以下なら失いません。次に、めくった増税の下部の印を見ます。剣MAXの印なら剣が最多の人、盾MINの印なら現在の勝利点が最少の人が1コインを得ます。同数の人がいれば全員が1コインずつ受け取ります。例えば誰も剣を持たないときの剣MAXなら全員が該当します。増税を捨て、手番プレイヤーは探索を続けるか止めるかを決めます。

07

初手と後の手番の例

初手の具体例です。各自3コインから、先手が値段3の船員をめくったとします。そこで止めれば港の船は0色なので1枚を取れます。3コインを払い、その船員を雇えば合法な初手です。所持金は0、船員の剣と盾の点が自分の前に残ります。港が空なので他の人は通常のカードを取れず、次の人の探索になります。

後の番で、自分に剣1の船員がいるとします。すでに港に青い船があるところへ、青の剣2の船を引くと、剣が足りず追い払えないので失敗です。逆に剣1の黄色い船を引いたなら、それを追い払うことは可能です。捨てても剣は減らず、探索を続けるか止めるか選べます。

また4色の船が港にあれば、手番プレイヤーは通常2枚を取れます。まず2コインの船を交易し、その収入で次の人物を雇う、と順番を工夫できます。その後、他の人は1枚を取るごとに手番プレイヤーへ1コイン渡します。自分が3コインの船を取るなら、そこから1コイン払って差し引き2コインを増やせます。総督や商人の能力がある場合は、その分を加えます。

08

終了と同点、忘れやすいこと

人物と達成した探検の盾の数字を、常に公開して数えられるようにします。誰かが12点以上を得たら終了の合図です。ただし即座に打ち切りません。最初の先手の右隣の人が手番プレイヤーになるところまで、その周回を最後まで行います。その最後の交易・雇用で、他の人が行動する機会もすべて処理します。全員が同じ回数、手番プレイヤーを務めてから終わる形です。

最後に、各自が現在持っている人物と探検の勝利点を合計します。一番多い人が勝ちです。同点なら所持コインが多い人、それも同じなら一緒に勝ちます。例えば13点・5コインと13点・3コインなら前者、両方13点・5コインなら共同勝利です。コインを勝利点に足すのではありません。

船の色重複で失うのは港のカードだけで、雇った人物や所持金、別に並べた探検は失いません。船を追い払う剣は減りません。他の人の手番に人物を雇うときは、雇用費だけでなく1枚ごとの手数料も忘れないでください。