インスト
ミクロマクロ:クライムシティ
ホビージャパン日本語版・初代基本箱(16事件)。共通ルールはEdition Spielwiese公式英語版照合
巨大な町の絵を全員で調べ、人物の足取りと事件の前後関係を見つける協力型探偵ゲーム。初代基本箱の16事件が対象。解答や犯人、場所の座標は説明に含めません。暴力・犯罪の題材を含みます。
町の絵から事件を解こう
私たちは探偵チームです。大きな町の絵の中から証拠になる場面を見つけ、事件カードの問いを順に解いていきます。最後の問いまで正しく答えられたら、その事件は全員で解決です。誰が先に見つけたかを競うゲームではなく、得点や同点判定もありません。間違えたら捜査を続けられ、通常ルールには制限時間もありません。
これは初代『ミクロマクロ:クライムシティ』の通常の遊び方です。事件の答えや、先のカードの内容はここでは明かしません。カードに書かれた物語と課題は、プレイ中に初めて読む情報です。町には犯罪や暴力の描写もあるので、参加する人に合う題材かは始める前に確かめましょう。
準備とカードの向き
町のマップを全部広げます。大きさは75センチかける110センチです。明るい場所に置き、全員が周囲を移動して、どの部分も見られるようにしてください。カード、飲み物などをマップの上に置くと、探す絵を隠してしまいます。カードはマップの脇に置き、細部を見る拡大鏡も使えるようにします。初めて箱を開けたときは、付属のシールを拡大鏡に貼ります。
カードは事件ごとに絵の印で区別されています。右上にある、その事件で何枚目かを示す番号を使い、同じ印のカードを番号順にそろえて、それぞれの封筒に入れます。中身の絵や文章はできるだけ見ないでください。最初は入門事件、英語版で『The Top Hat』と呼ばれるシルクハットの事件を選びます。この事件は5枚で、1枚目が導入、残り4枚が問いです。
1人を捜査主任に決めます。この人がカードを読み、答えを確認しますが、答えを見るまでは一緒に探してかまいません。選んだ事件のカードだけを番号順の束にし、1枚目を一番上にしてマップの脇に置きます。1人で遊ぶなら、読み手と捜査役を兼ねます。人数によって配るカードや担当区域を変える必要はありません。
最初の問いを実際に解く流れ
捜査主任は1枚目の導入カードを裏返し、文章を全員に聞こえるように読み、人物の絵も見せます。次に、その導入カードを脇へ置きます。束の上に出た2枚目の黒い面に最初の問いが書かれているので、裏返さずに読みます。ここからみんなでマップを探します。
例えば入門事件なら、1枚目を読み終え、2枚目に示された最初の場所を探すところが最初の行動です。見つけたと思う人は『この絵が問いに合っていると思う』と、実際の場面を指してください。探すためのコストや移動回数はなく、順番に1回ずつ探す必要もありません。みんなが絵と問いの対応を確認したら、捜査主任だけが2枚目を裏返して答え合わせをします。まだ見つけていないのに、当てずっぽうで答えを見るのはやめましょう。
答え側にはマップの座標と場面の絵があります。指した場面が両方に合っていれば正解です。主任は答えの文章を読み、絵を全員に見せ、このカードを脇へ置きます。これで3枚目が次の課題になります。座標や答えそのものは、今ここでは明かしません。
人物を追うことと間違えたとき
この町の絵は、ある一瞬だけの写真ではありません。同じ人物が、時間の違う複数の場面に描かれています。服、顔、持ち物などを照らし合わせて、どこから来てどこへ行ったのかをみんなで考えます。問いへの答えは、推測を話すだけでは足りません。説明を支える具体的な場面をマップで見つけてください。後の問いで役立つので、カードの文章は省略せずに読み、絵も全員で見ます。
答え合わせで違っていたら、主任は答えの文章を読まず、すぐカードを元の向きに戻します。そして『まだ違うので、もう一度探そう』と伝えます。答えを知ってしまった主任は、その問いの捜査には加わりません。ほかの人が明らかに見当違いを続けているときには、小さなヒントを出せます。正解するまでは次のカードへ進みません。1人の場合は答えを見た事実を取り消せませんが、誤りで失格になるわけではなく、正しい場面を確認して続けます。
3枚目以降も、問いを読む、みんなで場面を探す、主任が裏で確認する、正しければ文章と絵を共有して脇へ置く、の繰り返しです。見つけた人だけが先へ進まず、まだ見ていない人にも場面を見せましょう。必要ならコインなどを目印に置けますが、絵を隠しすぎないようにします。
記号と事件の終わり
文章中の電球の印は、その情報が後の問いの手掛かりになるという合図です。カードを束の横へずらして下の問いも見えるようにする指示があったら、そのカードはまだ答えを見ずに横へ置きます。これで2つの問いを同時に調べられます。続けて同じ指示が出れば、3つ、4つの問いを同時に見られる場合もあります。何も指示がないカードまで勝手に先読みしません。
入門事件は4つの問い、つまり5枚目の問いまで正解したら解決です。ほかの事件も最後の問いが解けたら終わりで、解決数の点数計算や個人の順位はありません。次に遊ぶ事件を選ぶときは星を参考にできます。星が多いほど、おおむね難しく時間もかかります。最初の5事件はカードに示された掲載順で進めるのがおすすめです。
慣れた人向けには、導入だけを読んで事件の全容を推理してから、問いを順に一度で答えようとする上級の遊び方もあります。詰まれば解けたところまでの問いや答えを開いて確かめられます。今回はまず通常ルールで遊び、問いを順に追っていきましょう。