インスト
アイル・オブ・スカイ:族長から王へ
簡易ルールホビージャパン日本語基本版(2017年、得点タイル16枚・地形73枚)。Lookout/Mayfair2015英語基本版照合。拡張・プロモなし
自分で値段を付けた土地を売り買いし、草原・山・水辺がつながる領地を広げます。毎回4種類だけ選ばれる得点条件に合わせ、売れる価格と自分で引き取る価格を見極めます。
土地を買って得点条件に合う領地を作ります
私たちはスカイ島の部族長です。各自の城の周りに土地をつなぎ、決められた条件で勝利点を集めます。毎回、16枚ある得点タイルのうち4枚だけを使い、どの条件を何回目に採点するかが変わります。2〜4人では6ラウンド、5人では5ラウンドを遊び、最後に巻物と所持金の点を足して、合計点が最も高い人の勝ちです。
土地には自分で価格を付けます。誰かが買えば代金を受け取れますが、売れ残った土地は自分がその価格を払って引き取ります。単に高く売り付ければよいゲームではありません。
準備と、絵の見分け方です
中央ボードは人数表示を確かめ、2〜4人面または5人面を使います。ラウンド駒を最初の位置へ置き、コインは中央の銀行へまとめます。得点タイル16枚を混ぜ、A・B・C・Dへ1枚ずつ公開して置き、残りはしまいます。初回は、道路で城につながるタイル1枚1点、船の数の順位、2×2の正方形1組2点、3枚以上で閉じた地形1か所3点、の4枚をAから順に使えます。
各自、1色を選び、その色の城タイルを自分の前へ、得点駒を0へ置きます。衝立1個と捨て印1個を取ります。城以外の地形タイル73枚を袋へ入れて混ぜ、余った色の城や駒はしまいます。最年少の人が開始プレイヤー駒を受け取ります。最初にコインを配るのではなく、各ラウンドの収入で受け取ります。
緑は草原、灰色は山、青は水辺です。細い茶色の線は道路です。白い羊、茶色い牛、酒樽、船、円形の石塔、屋根のある農場、細長い灯台が得点の対象になります。巻物の絵は終局の追加得点を示します。城から道路が切れずにつながるものと、単に領地に置かれているものを区別しましょう。
収入、3枚の土地、値付けです
各ラウンドは、収入、土地を引いて値付け、1枚を捨てる、1枚まで購入、配置、ラウンド得点、の順です。収入は全員、城から5金。さらに、道路で城につながる酒樽付きタイル1枚ごとに1金です。樽の絵の個数ではなく、樽のあるタイルの枚数を数えます。第3ラウンド以降は、自分より得点が高い相手1人につき、ラウンド欄に示された額も受け取ります。同点の相手は数えません。たとえば欄が3金で上位の相手が2人なら追加6金です。両替はいつでもできます。
次に全員、袋から地形タイル3枚を引き、絵はほかの人にも見えるように自分の衝立の前へ並べます。衝立の裏で、1枚に捨て印、残り2枚にそれぞれ1金以上のコインを実際に割り当てます。割り当てたコインの合計を払える範囲で価格を決めます。余った所持金は隠して保持します。みんなが決めたら同時に衝立を外して、捨て印と価格を公開します。
捨て印の付いたタイルを全員が袋へ戻し、よく混ぜます。捨てた1枚には価格を付けず、売買も配置もしません。ほかの2枚に付けたコインは今すぐ銀行へ払わず、売買が終わるまでそのタイルの所に置いておきます。
各自1枚まで買い、売れ残りを引き取ります
開始プレイヤーから時計回りに、ほかの人が売っているタイルをちょうど1枚買うか、買わずにパスします。自分のタイルを購入先には選べません。購入に使えるのは価格へ割り当てずに残しておいた所持金です。買いたいタイルの価格と同額を売り手へ払い、買った土地を自分の脇へ取ります。値引きの競り上げではなく、公開された価格どおりの売買です。
売り手は代金を受け取ると同時に、その土地へ自分が割り当てていたコインも手元へ回収します。自分が買う順番より前に土地が売れれば、そのお金も自分の購入に使えます。反対に、後から売れてお金ができても、一度終わった購入順には戻れません。全員に購入かパスの機会が1回ずつあります。
全員が終わったら、自分の前に売れ残った土地をすべて引き取ります。それらへ割り当てたコインは銀行へ払います。売れ残りを無料で得るのではありませんし、要らなくなったから捨てることもできません。
土地をつなぐ条件です
買った土地と自分の売れ残りを、すべて自分の領地へ配置します。順番は選べ、新しく置いた土地につなげてもかまいません。90度ずつ回せますが、すでに置いた土地は動かしません。新しい1枚は既存の1枚以上と辺で接し、接したすべての辺で、草原同士、山同士、水辺同士と地形が一致しなければなりません。角だけの接触はだめです。道路の位置は一致しなくても配置できますが、途切れた道路は城への接続としては使えません。どうしても合法に置けない土地は袋へ戻し、払ったお金は戻りません。
同じ地形がつながるひとまとまりを地形エリアと呼びます。周囲がすべて違う地形に囲まれ、外へ続く開いた部分がなくなったエリアは完成です。道路は地形の境界にはならず、道路が途切れても水辺や山が閉じたことにはなりません。完成はラウンド得点と巻物の2倍で使います。
最初の売買と配置を試します
最初の収入は各5金です。あなたは引いた3枚のうち1枚を捨てることにし、残りへ2金と1金を置いたとします。手元は2金です。購入順で、ほかの人の2金の土地を買えば、2金をその人に渡します。自分の2枚がどちらも売れなければ、その2枚を引き取り、値付けした合計3金を銀行へ払います。最初の5金を、購入2金と引取3金で使い切った計算です。
受け取った3枚を配置するときは、城の草原の辺に、相手も草原となる辺を向けて最初の1枚をつなげる、といった置き方を選びます。ほかの接触辺も全部一致させます。道路がずれても置けますが、最初のAが城への道路接続点なら、その1枚は道路が通じていなければ1点になりません。
後のラウンドで、あなたの3金の土地を相手が買ったなら、相手から3金と、自分が値付けしていた3金を回収します。これは6金受け取る動作ですが、うち3金は自分のお金が戻るだけです。収入や売上と、預けていた値付け金を混同しないようにしましょう。
ラウンド採点と得点タイル前半です
配置後、現在のラウンド欄に印刷されたA〜Dの文字を見て、その文字の得点タイルだけを全員が採点します。複数文字なら全部を別々に数えます。使う中央ボードの人数面が採点時期も示しているので、5人面を使うときは6ラウンド目を付け足しません。得点駒を得た点だけ進め、開始プレイヤー駒を左隣へ渡し、ラウンド駒を1つ進めます。4枚それぞれの条件がゲーム中に3回ずつ採点されます。
得点タイルの絵を一通り説明します。2×2の4枚が描かれたものは、その正方形1組2点で、同じタイルが複数の正方形に入っても数えます。羊1頭の絵は、領地の羊1頭1点です。山と石塔の絵は、山エリアごとに石塔1/2/3基以上で1/3/6点です。石塔・農場・灯台の3点セットの絵は、その3種類1組5点で、同じ建物を2組に使いません。
農場の周りの家畜の絵は、農場タイル自身または縦横斜めに隣接するタイルにいる羊と牛を各1点で数えます。対象動物を複数の農場で重複して数えるものではありません。牛と道路の絵は、城と道路でつながる牛1頭2点。城と道路の絵は、城につながるタイル1枚1点です。
得点タイル後半と順位の同点です
囲まれた地形の絵は、完成エリア1か所1点です。3枚以上の囲まれた地形なら、3枚以上のタイルにまたがる完成エリア1か所3点です。完成した山の絵は山エリア1か所2点。船と灯台の水辺は、船が1隻以上あり灯台が隣接する水辺エリア1か所3点です。縦3枚の絵は、縦に3枚以上連続する列1本3点で、4枚あっても同じ列で2回は数えません。完成水辺の大きさの絵は、自分の最大の完成水辺エリアに含まれるタイル1枚2点です。
酒樽の順位、船の順位、所持金の順位の3枚は、対応する数が1位なら5点、2位なら2点です。酒樽は樽付きタイルの数、船は隻数、金は額を比べます。対応する数が0の人は得点できません。1位が同数ならその全員が5点で、2位の2点は誰も取りません。1位が1人で2位が同数なら、その全員が2点です。
たとえば船が3隻・3隻・1隻なら、上位2人は各5点、1隻の人は0点です。まだ完成していない土地や道路の切れた土地でも数える条件と、完成や道路接続を要求する条件を混同しないでください。
巻物、所持金、最終勝者です
最後のラウンドの通常採点をしてから、巻物を1枚ずつ採点します。巻物は自分の領地全体の指定物を数えます。羊・酒樽付きタイル・船の巻物は2つにつき1点で、端数は切り捨てます。牛・石塔・農場・灯台の巻物は1つにつき1点です。同じ種類の巻物が複数あれば、それぞれ得点します。
その巻物が描かれている地形エリアが完成していれば、その巻物から得る点が2倍になります。数える対象をそのエリアの中だけに狭めるのではありません。たとえば羊5頭で羊の巻物1枚なら2点、その巻物のエリアが完成していれば4点です。半端な1頭は、2倍だからと後から点にはしません。
最後に、残った所持金5金につき1点を加えます。12金なら2点です。全部の合計点が最も高い人が勝ち、同点なら残っている所持金の多い人が勝ちです。条件タイルの順位同点の配点と、ゲーム全体の同点決着は別の規則です。所持金まで同じ場合にさらに優劣を付ける公式規定は参照した基本ルールに記載がないため、追加の決着方法は設けません。