インスト
イムホテップ
基本セット・A面・完全日本語版・拡張なし
石材を船へ積み、5つの建築現場の得点方法を使い分ける。自分の石が載っていない船も動かせるため、出航時機と積載順が勝負。
石をどこへ運ぶか、誰が出航させるか
みなさんは古代エジプトの建築家です。自分の色の石を船に載せ、ピラミッド、神殿、埋葬室、オベリスクへ届けて点を得ます。市場へ届ければ、石の代わりに特別なカードが得られます。6ラウンドを終えた時、一番多くの点を得た人が勝ちます。
大切なのは、船に積む人と、その船を出航させる人が同じとは限らないことです。相手の石だけ載った船を、自分が相手に都合の悪い場所へ送ることもできます。また、石は船首から順に荷下ろしするので、船のどの席へ置くかも効きます。今回は基本セットの5現場すべてA面で遊びます。B面とファラオの変則は使いません。
5つの現場、人数別の6ラウンドを準備
中央に市場、ピラミッド、神殿、埋葬室、オベリスクのボードをA面で並べ、その横へ得点ボードを置きます。船タイル8枚をまとめて置きます。各自に色を選んでもらい、同色のそりタイルを配ります。そりとは、船に載せる前の石の手元置き場で、上限5個です。参加しない色の石とそりは箱へ戻します。
各色の石を中央にまとめた場所を採石場と呼び、各自は自分の石1個を得点の0へ置きます。開始する人を決め、その人のそりへ石2個、左隣の2番目へ3個、3番目へ4個、4番目へ5個を採石場から配ります。2〜3人ならいる人の分だけです。
ラウンドカード21枚から、今回の人数と同じ数の人の印がある7枚だけを取ります。そのうち1枚を内容を見ず無作為に箱へ戻し、残る6枚を混ぜて伏せます。市場カード34枚も混ぜ、別の山札にして市場の横へ置きます。
最初のラウンドカードを公開し、そのカードに描かれた容量の船4隻を現場の左へ用意します。市場カードを上から4枚公開して市場へ並べます。これで最初の手番です。各ラウンドも、この2つの準備から始めます。市場山札が尽きたら、捨て札を混ぜて新しい山札にします。
1手番でできるのは、4種類のうち1つ
開始プレイヤーから時計回りに、手番を繰り返します。毎手番、石を補充する、船に石を積む、船を出航させる、青い市場カードを使う、のどれか1つを行います。取ってすぐ積むなど、通常の行動を2つ続けることはできません。
補充なら採石場から自分の石を3個取り、そりへ置きます。上限5なので、今4個なら1個だけ受け取ります。5個ある、または採石場に同色の石が残っていなければ、補充では石を得られません。
積むなら、そりの石1個を、まだ出航していない船1隻の好きな空きへ置きます。船首から詰める必要はなく、前の席を空けたまま後ろへ置いてもかまいません。石がない、または船の空きがなければ選べません。他人の石を動かしたり、石を2個同時に積んだりはできません。
出航なら、今の4隻のうち1隻を現場へ送ります。条件は2つあります。船首の灰色の石の印で示された最低個数以上の石が積まれていること、そして今のラウンドにまだ船が着いていない現場へ送ることです。満載である必要はなく、自分の石が1個も載っていなくても送れます。石を載せた人に行き先の拒否権はありません。
着いた船は船首に近い石から順に、空きの席を飛ばして荷下ろしします。持ち主ごとに石をまとめ直してはいけません。各石がその現場の利益を生みます。荷下ろしした後も船タイルは現場に残し、今ラウンドに使用済みである印にします。
青い市場カードを使うなら、自分が既に獲得した青1枚を表へ出し、その効果だけを行い、捨て札にします。通常の補充や積載に追加して無料で使うのではなく、これがその手番の行動です。
初手の例です。開始者のそりには2個あるので、補充を選び3個を取り、5個にします。次の人へ移り、自分の次の手番に未出航の船の空きへ1個を載せれば、そりは4個です。ここで続けて出航はできず、別の手番を待ちます。その間に他人が出航させるかもしれません。
市場とピラミッドは、石が届く順に解決
市場へ届いた石1個につき、その石の持ち主が公開中の市場カード1枚を選んで取ります。船首からの順番で選ぶので、先頭の人が最初の選択権を持ちます。同じ人の石が複数あれば、それぞれの順番で1枚ずつです。取った市場カードは原則表向きで手元に置きます。市場の石は、カードを受け取ったら採石場へ戻します。市場カードはラウンド途中には補充しません。
赤いカードは即座に使います。入口はピラミッド、石棺は埋葬室、舗装路は神殿へ、自分の石を採石場から直接1個置きます。そりから払うのではありません。通常の現場の次の空きへ置き、点の処理も通常どおりです。赤いカードは使ったら捨てます。
ピラミッドは石1個ごとに、その石が置かれた場所に印刷された点を、すぐ持ち主へ加えます。下段は3×3です。左上から縦の列を上から下へ埋め、埋まったら次の列へ進みます。下段の9個が埋まったら、その上の2×2の段を同じ順番で作り、最後に頂上の1個を置きます。2段目の位置ごとの点は右にある図の1・2・3・3、頂上は4です。石を好きな得点位置へ飛ばして置くことはできません。完成後に届く石は横へ置き、1個1点です。
神殿は毎ラウンド、埋葬室とオベリスクは最後
神殿は左端から右へ1列を埋め、埋まったらまた左から上に積みます。3〜4人では1段5個、2人では左から4個の幅だけを使います。ラウンド末、真上から見える石1個につき持ち主が1点を得ます。覆われた下の石はその回の点を得ませんが、残る上の石は、後のラウンドにも毎回点になります。神殿の上段を狙うのは、この継続点のためです。
埋葬室は左上から縦3個を埋め、次の右の列へ進みます。右へはボードの印刷が終わっても延ばせます。最後に、自分の色の石が辺でつながる集団ごとに点を取ります。斜めだけはつながりません。1個は1点、2個は3点、3個は6点、4個は10点、5個は15点、それより大きければ追加1個につき2点です。別々の集団も全部足します。3個の集団と離れた1個なら6+1で7点であり、合計4個だから10点とはしません。
オベリスクへは同色の場所へ石を重ね、自分の塔を作ります。最後に高さの順位を比べます。2人なら1位10点、2位1点。3人なら12・6・1点。4人なら15・10・5・1点です。石0個の人は順位点を得ません。同じ高さなら、その人たちが占める順位の点を足して人数で割り、端数を切り捨てます。例えば4人戦の同率2位が2人なら、2位10と3位5を足し、2で割って各7点です。
市場の青・緑・紫の効果
青は後の自分の手番で1回使うカードです。てこ、英語名Leverは、1隻を通常の条件で出航させ、荷下ろしの順番を自分の好きな順に変えます。この出航に限る効果で、船上に石を追加しません。
ハンマーは、採石場からそりへ石3個を補充した後、そりから船へ1個積みます。そり上限5は途中の補充にも適用します。帆、英語名Sailは、そりから船へ石1個を積み、その同じ船を出航させます。積んだ後に最低積載数と未使用現場の条件を満たさなければいけません。のみ、英語名Chiselは、そりの石2個を使い、同じ船の空き2か所へ積むか、2隻の別々の船へ1個ずつ積みます。空きや石の数を満たした上で使います。使った青は捨て札で、何度も使えません。
緑の装飾カードは最後の得点です。指定の現場にある石を、全員の色を合わせて数え、3個につき1点を得ます。埋葬室に13個あれば4点です。同じ現場の装飾を2枚持てば、各カードがその点を生みます。神殿は見える石だけでなく、そこに置かれた石全部です。
紫の像カードは、最後に自分の持つ枚数でまとめて得点します。1枚1点、2枚3点、3枚6点、4枚10点、5枚15点、6枚目以降は1枚増えるごとに2点です。1枚ずつ独立に1点として数えるものではありません。緑と紫は使い捨てではなく、最後まで表向きで保管します。
4隻でラウンド終了、6回後に最終得点
4隻目が現場へ着き、その石やカードを全部処理したら、そのラウンドはすぐ終わります。現場は5つですが船は4隻なので、毎ラウンド必ず1現場は使われません。続けて神殿の上から見える石に、各1点を加えます。6ラウンド目もこの神殿点があります。
次のラウンドに向け、船を共通の置き場へ戻し、市場に残るカードを捨てます。各現場の石、そりの石、手元の市場カードは残します。次のラウンドカードの4隻と新しい市場カード4枚を用意します。次の開始者は、直前の4隻目を出航させた人の左隣です。初回開始者から固定で始めるわけではありません。
6ラウンドを終えたら、記録済みのピラミッド・神殿などの点へ、埋葬室の集団点、オベリスクの順位点、緑の装飾、紫の像を足します。使わずに手元へ残した青いカードは1枚1点です。例えば途中20点、埋葬室7、オベリスク7、装飾4、像3枚で6、青1枚なら、合計45点です。
最も点が多い人が勝ちます。同点なら、そりに残る石の数が多い人を上位にします。それも同じなら同率勝利です。採石場の石や建築済み石は、この同点判定で数えません。