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インスト

コンコルディア

簡易ルール

2013基本ゲーム(Imperium / Italia)。英語公式ルール1.1・Setup1.0。ヴィーナス、ソリタリア等の拡張なし。

2–5人90分難易度 3.2 / 5

人物カードを使い回し、入植者を移動させて都市に家を建てる経済戦略ゲーム。増やしたカードの神々が、最後に領土や生産品を勝利点へ変えます。

01

広げた事業を、カードの神々が採点する

みなさんは古代ローマの商業家です。入植者を進めて都市に家を建て、商品を生産し、人物カードを増やします。最後は家の数だけでなく、集めたカードに描かれた神々が事業を何点にしてくれるかで勝敗が決まります。誰かが15軒目を建てるか、購入欄の人物カードを最後の1枚まで買ったら、その人が7点のコンコルディアカードを受け取り、他の人があと1手ずつ行って終了します。最高点が勝ち。同点なら総督カードの持ち主、持ち主が同点者でなければ、そのカードが右隣へ回る順で次に受け取る同点者が勝ちます。

これは基本ゲームです。2人はイタリア面、5人は帝国面を使い、3~4人はどちらも使えます。イタリアは11属州、帝国は12属州に分かれています。属州とは境界で囲まれた複数都市の地域です。ヴィーナスなどの追加の神やチーム戦は使いません。

02

地図、商品、人物を用意する

都市タイルを文字面で混ぜ、地図に書かれた同じ文字の都市へ無作為に1枚ずつ置き、全部を商品面へ返します。イタリアではDのタイルを先に除きます。各属州で最も値段の高い商品を調べ、同じ商品のボーナスタイルを、盤の対応する属州欄へ商品面で置きます。値段はレンガ3、食料4、道具5、ワイン6、布7セステルティウスです。このお金の単位は、以下単にコインと呼びます。商品とコインの残りは共通の銀行にします。

売り物の人物カード30枚を裏のローマ数字I~Vで分け、参加人数より大きい数字の組を除きます。残す組をそれぞれ混ぜ、Iが一番上、その下にII、IIIと重ねて裏向きの山札にします。上から7枚を購入欄の左から表向きに並べ、コンコルディアカードを脇へ置きます。

各自1色を選び、倉庫ボード、家15軒、陸の入植者3人、海の入植者3人、得点駒、初期人物7枚を取ります。初期の7枚は護民官、建築家、長官2枚、商人、外交官、元老院議員です。人物カードは自分だけが見る手札にします。陸1人と海1人をローマへ置き、残る陸2人と海2人を倉庫の4枠へ置きます。食料2、レンガ1、道具1、ワイン1、布1を倉庫へ入れます。12枠のうち10枠が埋まり、空きは2枠です。商品も待機入植者も1個で1枠です。家は倉庫外の手元、得点駒は0です。先手を無作為に選び、先手へ5コイン、時計回りに6、7、8、9コインと配ります。最後手番の人は、通常より多く生産ボーナスをもらえる総督、プラエフェクトゥス・マグヌスのカードを持ちます。

03

手番はカード1枚。最初の売買を試す

先手から時計回りに手番を行い、手札の人物1枚を自分の前へ表向きに出して、その仕事を行います。使ったカードは自分の捨て札の山に重ね、一番上だけが見える状態です。手札がある限り好きな順番で使えますが、同じカードは回収するまで使えません。手番を飛ばして待つのではなく、カードで行動します。

最初の例は商人です。初期の商人を出すと、まず銀行から3コインをもらい、その後で商品を最大2種類、銀行と売買できます。先手なら5から8コインへ増えます。初期の布1個を7コインで売って倉庫を1枠空け、次にレンガ2個を1個3、合計6コインで買えば、所持金は9、レンガは3個になります。使った種類は布とレンガの2種類なので、この手番で食料も買うことはできません。種類数の制限であり、個数の上限ではありません。倉庫に入る範囲でまとめ買い・まとめ売りできます。購入した商人カードなら最初の入金が3でなく5コインです。参加者同士で商品を自由に交換する取引はできません。

04

建築家で移動し、その後で家を建てる

建築家は、まず自分の入植者を動かし、その後で家を建てます。地図上の自分の入植者の総数が、この手番の移動歩数です。最初は陸1人と海1人なので合計2歩で、1人に2歩使っても、1人ずつ1歩でも、一部を使わなくてもかまいません。倉庫の人は数えません。陸の人は茶色の陸路、海の人は青い航路だけを使います。都市から最初の線に出ると1歩、その後は都市を通過して次の線へ進むたび1歩です。移動を終える場所は都市でなく線の上で、どの色の人であっても既にいる線には止まれません。通り抜けはできますが、その線も歩数に数えます。

移動をすべて終えたら、自分の入植者がいる線の両端の都市に、費用を払えるだけ家を建てられます。今回動かさなかった自分の人に接する都市も対象です。1都市に自分の家は1軒まで、ローマには建てられません。他の人の家があっても建てられます。

必要商品は、レンガ都市なら食料1個、それ以外ならレンガ1個と、その都市の商品1個です。基本の金額はレンガ都市1、食料2、道具3、ワイン4、布5コインです。既に他人の家があれば、今回の家を含む都市の軒数を金額に掛けます。商品代は増えません。たとえば食料都市へ2軒目として建てるなら、レンガ1と食料1と4コインです。家を置いたら商品とコインは銀行へ返します。道の人は消費しません。ローマから2歩以内にある都市でも、配置された商品タイルによって代金が変わるので、建てる前に商品と既存軒数を確かめます。

05

長官で属州生産、総督でボーナスを倍にする

長官は2つの使い方から選びます。生産を選ぶなら、ボーナスタイルが商品面の属州を1つ選び、それをコイン面へ返して、表示の商品1個を自分だけが受け取ります。そのうえで、その属州のすべての家が、持ち主にその都市の商品1個を生産します。他人にも生産させる点に注意してください。その属州に自分の家がなくても選べます。コイン面の属州はそのままでは生産できません。

自分が総督カードを持っていたら、この自分だけのボーナス商品が1個から2個になります。都市の家の生産は倍になりません。生産後、総督を右隣へ渡します。使えるのに倍増を断って持ち続けることはできません。

もう1つは現金収入です。いまコイン面になっている属州タイルに描かれたコインの絵を全部合計し、その枚数を銀行から受け取って、全属州を商品面へ戻します。裏返ったタイルの枚数ではなくコインの絵を数えます。この使い方なら総督を持っていても倍増せず、右へも渡しません。

後の手番の例です。自分と他人の家が各1軒ある食料都市を含む、ボーナスが布の属州を長官で生産させたとします。通常なら自分だけが布1個を得て、自分も他人も家から食料1個ずつを得ます。自分が総督なら布は2個です。倉庫が不足するときは、受け取る商品のどれを残すか選びますが、入れられる空きをわざと残してはいけません。既にある商品を勝手に捨てて新しい商品に入れ替えることもできません。

06

護民官でカードを戻し、新しい人物を迎える

護民官を出すと、自分の捨て札を今回の護民官ごと全部手札へ戻します。戻す枚数が4枚以上なら、3枚を超える1枚につき1コインを受け取ります。たとえば既に4枚使ってから護民官なら合計5枚を戻し、2コインです。さらに食料1と道具1を払って、倉庫の陸か海の入植者1人をローマへ出せます。入植者が出た分、倉庫の空きが増えます。

元老院議員は、購入欄から人物を最大2枚買って、直ちに手札へ加えます。各カードの赤い購入欄に描かれた商品に加え、そのカードが置かれている盤上の位置に描かれた商品も払います。「?」は好きな商品1個です。2枚買うなら、両方とも移動前の位置の費用を払います。購入を終えてから、残りを左へ詰め、右側の空きへ山札から補充します。新しいカードの行動は今すぐ行わず、後の自分の手番で使います。

外交官は、他人の捨て札の一番上の人物の行動を、自分がそのカードを出したものとして使います。自分の捨て札は選べず、他人の外交官や護民官はまねできません。長官をまねて生産するときは自分の総督所持を調べます。

購入カードにはほかの種類もあります。執政官は購入欄の1枚を買いますが、カード自体に描かれた商品だけを払い、盤上位置の追加商品を無視します。入植者カードは、食料1と道具1ずつで倉庫の入植者を好きな人数、ローマか自分の家のある都市へ出すか、5コインと地図上の自分の入植者1人につき1コインを得るかです。人数は陸3、海3、合計6人が上限です。専門家はレンガ職人、農夫、鍛冶屋、醸造家、織工で、該当商品の自分の家すべてが各1個生産します。他人の家と属州ボーナスは関係ありません。基本セットの人物の仕事はこれで全部です。

07

神ごとにすべてのカードを採点する

人物は仕事の名前とは別に神の印を持ちます。終了時に手札と捨て札を全部合わせ、神ごとに分けます。同じ神のカードが2枚なら、その神の点を2回もらう仕組みです。ウェスタは、倉庫の商品を通常の売値でお金に換算し、所持金を加えた合計の10コインごとに1点です。端数は切り捨てます。ユピテルはレンガ以外の都市にある自分の家1軒につき1点、サトゥルヌスは自分の家が1軒以上ある属州1つにつき1点、メルクリウスは自分の家で生産する商品の種類1つにつき2点、マルスは地図上の自分の入植者1人につき2点です。倉庫の人はマルスに数えません。

ミネルヴァを持つ専門家は、その専門家に書かれた該当商品と1軒当たりの点数で、自分の該当都市の家を採点します。これは他の商品や属州の点ではありません。たとえば農夫は食料の家1軒につき3点です。カードに描かれた点数を読んで掛けます。

例として、レンガ以外の家5軒、進出属州4、商品の種類3、地図上の人3人があり、ユピテル2枚、サトゥルヌス2枚、メルクリウス1枚、マルス1枚なら、10+8+6+6で30点です。さらにウェスタとミネルヴァ、終わらせた人の7点を加えます。最高点、同点は総督の持ち主または右回りの受取順で決めます。

初回は途中の採点も行います。各自が初めて護民官を使った直後、自分のその時点のカードと事業を同じ方法で採点して記録します。全員が初護民官を終えたら記録を比べ、最多へ2コイン、次点へ1コインを渡します。同順位者は同じ賞金を受け取り、その後すべての得点駒を0へ戻します。これは途中の点を最終点へ足す処理ではありません。商品とコインは無制限扱いですが、家15軒と入植者6人の上限は守ってください。