インスト
コンセプト
Repos Productionが2026年配布フォルダーで公開する日本語基本ルール(12枚のカードで終了)。日本語製品メタ情報はホビージャパン2022年版。旧2014年版・キッズとは区別。
言葉や身振りではなく、ボード上の絵にコマを置いてお題を伝える連想ゲーム。答え自体の特徴と、関連するものの特徴を色で分けると、意外に複雑な表現にも挑めます。
絵の組み合わせで答えを届ける
このゲームでは、2人の出題者が絵の上にコマを置き、そのヒントだけで残りの人に秘密のお題を当ててもらいます。全員でひとつの答えへ近づく楽しさがありますが、得点は個人別です。最初に正解を言った人が2点、出題した2人はそれぞれ1点です。
今回は原出版社が現在公開している日本語基本ルールの、12枚のお題カードで終了する遊び方にします。12枚目の推測が終わったとき、合計点が最も多い人が勝ち、同点なら一緒に勝ちです。古い版の終了条件とは混ぜません。得点なしで自由に遊ぶ方法も公式に案内されていますが、まずはこの得点ありの形で説明します。
準備とボードの読み方
絵がたくさん描かれたゲームボードを中央に広げ、お題カードを混ぜて裏向きの山にし、ボードのカード置き場へ置きます。得点トークンはボードのそば、すべてのプラスチックのコマは収納カップに入れておきます。最初に隣り合って座る2人を選び、その2人が出題者です。残り全員が回答者になります。全員を固定の2人組に分ける必要はなく、奇数人数でも遊べます。
ボードの絵は正解を選ぶ選択肢ではなく、意味を伝える材料です。人や物や動植物、実在か架空か、仕事や趣味、映画・文学・音楽などの作品、名前や言葉、場所や建物、行事や時間、乗り物・道具・衣服・食べ物などを示す絵があります。そのほか、年齢や性別、速さ、戦いと保護、生死や感情、科学・医療、身体と感覚、天候と火・水・空気・土、素材、色、数、形、大きさ、位置や方向、分ける・入れる・使うなどの動作も使えます。
ひとつの絵がひとつの意味に固定されているわけではありません。例えばハートは愛にも生命にも使えます。付属の早見表も全員に見えるように置き、絵の読み方を確認できます。覚えきってから始める必要はなく、出題のたびに、答えに結び付く意味として読み取っていきましょう。
お題を選び、主役の特徴を置く
出題者2人は山からカードを1枚引き、回答者に表を見せず、その中のお題を1つ選びます。青が初級、赤が中級、黒が上級で、各段階に3つずつあります。どの難易度も選べますが、初回は青が取り組みやすいでしょう。点数は難易度では変わりません。
まず緑の疑問符、つまり『?』の大きなコマを置きます。これは答えそのものの大きな分類、メインコンセプトを示します。続いて緑の小さいコマを置くと、その答えの特徴を足せます。コマは手元のものを必要なだけ使え、1か所1個という制限はありません。どの絵へ、どんな順番で、いくつ置くかがヒントになります。
公式に示されている『ハチ』の例で練習しましょう。緑の疑問符を動物の絵へ置き、緑の小さいコマを飛行、黄色、黒色の絵へ1個ずつ置きます。これで『飛ぶ、黄色と黒の動物』という読み方ができます。置くための費用や手番回数はありません。回答者は配置が終わるのを待たず、思いついた答えを何度でも声に出してかまいません。
関連するものは別の色に
答えそのものの特徴だけでは伝わりにくければ、赤・黄・青・黒の感嘆符、つまり『!』の大きなコマも使えます。これは答えに関係する別のもの、サブコンセプトの入口です。その感嘆符と同じ色の小さいコマを添えると、その関連物の特徴を示せます。緑が答え本体、ほかの色はそれぞれ別の関連物、と分けて見てください。色そのものは関連物の実際の色を表すわけではなく、どの大きなコマの説明かを区別しています。
さきほどのハチなら、赤の感嘆符を飛行の絵、赤の小さいコマを植物の絵に置いて、花の周りを飛ぶことを示せます。さらに黄色の感嘆符を食べ物の絵、同じ黄色の小さいコマを黄色と液体の絵へ置けば、関連する食べられる黄色い液体、つまり蜂蜜を示せます。緑の疑問符は動物に置いたままなので、答えは蜂蜜そのものではなく、それに関係する動物だと読むのが大切です。
別の場面では、最初に建物を示し、仕事、戦い、火を足せば消防署へ、最初に仕事を示してから戦い、火、建物を足せば消防士へと考えを誘えます。置く順番でも主役を変えられます。同じ絵に小さいコマを複数置いて数や強調を表すこともできます。形を使うときも、唯一の正しい配置を当てるのではなく、相手に伝わる組み合わせを探します。
話してよいこと、行き詰まったとき
回答者は自由に相談し、何度でも答えられます。出題者は正解が出たときに『正解』、推測が正しい方向なら『惜しい』と言えますが、それ以外の会話や身振りなどで答えを教えてはいけません。2人で協力してコマを置き、相手の置いたコマを変更することもできます。答えを知っている出題者が回答者として点を取ることはありません。
誰も近づけそうになければ、ボードからコマをいったん取り除き、別の表し方で置き直せます。それでも難しければ、3人目を出題チームに招いて手伝ってもらうか、別のお題を選び直せます。3人目を加えた場合も、正解時は出題チームのメンバーが各1点です。なお正解できなければ、そのターンを終え、誰も得点しません。時間制限や誤答ごとの減点はありません。助っ人や出題者の変更は公式に認められていますが、最初は隣の2人で順に担当していくと役割が分かりやすくなります。
得点して次へ、12枚で終了
正解したら、最初に答えた1人に2点分、出題者の各人に1点分のトークンを渡します。例えば最初のハチを3人目の人が当てれば、その人が2点、出題した2人が各1点、ほかの人は0点です。次は次の2人が出題者となり、使ったコマを取り除いて新しいカードを1枚引きます。回答者と出題者を交代しながら、同じ手順を繰り返します。
終わったカードを別に重ねて数え、正解できなかったカードも含めて12枚の推測が終わったら終了です。各自のトークンの点数を足し、一番多い人が勝者です。例えば8点、8点、6点、5点なら、8点の2人が勝利を分かち合います。誰か1人を追加の問題で決め直す必要はありません。大切なのは、出題者は言葉で補わずに伝え、回答者は間違いを恐れず候補を言って、互いの発想を少しずつ合わせていくことです。